心が疲れてしまったあなたへ

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前回のブログで「感情を感じきること」が大切だと綴ったのですが
もし今、何をしても気持ちが晴れなかったり、ふとしたことで涙がでたり
「もう無理かも知れない」と思ってしまうような日々を過ごされていたら

どうか、すぐに立ち上がろうとしないでください
今、何もできなくても大丈夫です

これまでに、うつ病と診断された方や現在もその辛い症状に苦しんでおられる方も多くおられることと思います
よく「うつ病はこころの風邪」などと言われることがありますが
実際にその症状を体験している方にとっては、そんな軽いものではありません

例えば、
朝目が覚めた瞬間に、心が重たくて起き上がれない
大好きだったことにも、まったく興味がわかなくなる
突然涙が出てきたり、自分が消えてしまいたくなるほどの苦しみに襲われる
頭がうまく働かず、簡単な判断や会話でも疲れてしまう
「何もしていないのに疲れている」と周りから誤解され、ますます自分を責めてしまう
夜も眠れず、息苦しさで命の危機すら感じてしまうほど苦しい

そんなふうに、自分の心と身体がまるで別人のもののようになったような感覚に包まれてしまう方もおられます

心が疲れている時、人は自分を責めてしまいます

「こんなことで落ち込んでしまうなんて…」
「みんなは頑張っているのに、私はダメな人間なのかも知れない…」などと、自分を責める気持ちが頭の中をぐるぐるとめぐって、余計に苦しくなってしまうことがあるかも知れません

でもそれは、弱いからではありません
それほどまでに心が、限界まで頑張ってきたという証です
見えないところで、ずっと耐えて進み続けてこられたからだと思います

だから
まずは「ここまでよくがんばってきたね」「ありがとう」と、
ご自分に伝えていただけたらと思います

感情を感じきることは、焦らなくて大丈夫

前のブログで「感情を感じきると癒される」という内容を書きました
確かにそれは本当なのですが
心が疲れ果てているときは、感情に触れることすら辛い時がありますよね

だから、無理に感じようとしなくていいのです

「今は何も感じられない」
それで大丈夫です
それが、今の大切な『感情』

何も感じない時間も、
心が静かに自分を守ろうとしている証拠です

私自身も、心の防衛反応がすごくて何にもできない、何にも考えたくないという時期がありました

今できることは、「休む」こと

そんな時にできることは、たった一つ
がんばることでも、ポジティブになることでもなく
ただ「休む」ことです

植物の種が冬の間に土の中でじっと待っているように
何もしていないように見えても
自分の内側では、ちゃんと「春に芽を出す準備」が始まっています

だから、いまは何も咲いていなくて大丈夫です
ただ、静かに、優しく、自分を抱きしめてあげて欲しいと思います

Lyraは、あなたが「そのままのあなた」でいられる場所でありたいと思っています
言葉が出てこなくても大丈夫
涙があふれても大丈夫
うまく笑えなくても大丈夫

あなたが「あなたのまま」でいられますように


リラクゼーションルームLyra




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