私たち一人ひとりには、「その人ならではの周波数(波動)があります」
それは目には見えませんが、心の状態や身体の調子、呼吸や血液にまで関わっています
たとえば、気分が落ち着いている時と、イライラしている時では、体から放たれる雰囲気やリズムが違います
このリズムが、「その人の固有の周波数」です
施術をするとき、私がとても大切にしているのは、まず自分自身が整っていること
私自身の心が静かで、深い安心の周波数に整っているほど、その場全体が優しい空気に包まれます
周波数を「重ねる」ということ
では、私の周波数をお客さまに「載せる」ように働きかけると、どんなことが起こるのでしょうか
それは、イメージとしては、ピアノの調律のようなもの
それぞれの音が重なり、自然に整っていきます
施術中、深いリラクゼーションや安心を感じると、脳のリズム(脳波)がゆっくりと落ち着いていきます
呼吸も深くなり、心臓の鼓動も穏やかになっていきます
こうした変化が、体の隅々まで良い影響を届けてくれます
体の中ではどんなことが起きている?
リラックスが深まると、自律神経のバランスが整い、副交感神経が優位になります
この時、体の中では、神経の伝達やホルモン分泌、細胞の修復などを助ける大切な役割を担っている“ちいさな門”のような「イオンチャネル※」などの働きも変わります
穏やかな周波数に包まれることで、神経の緊張がほぐれ、本来のリズムが戻りやすくなるのです
つまり、周波数が直接チャネルを動かすというよりは、心と体の安心が連鎖して、その働きを自然に整えてくれるのです
※イオンチャネル
細胞の膜にある“ちいさな門”のようなもの
細胞の周りには、色々な種類のイオン(電気をもった粒のようなもの)がいて(※電解質といいます)
☆ナトリウム
☆カリウム
☆カルシウム
☆クロール
などが細胞の中に出たり入ったりしています(※出入りはあくまでも、選択的・制御された経路を通り、常に出入りしているわけではありません)
この“門”(チャネル)が開いたり閉じたりすることで、イオンが出入りし
・電気の信号をつくる
・筋肉を動かす
・ホルモンを分泌する
・細胞の調子を整える
といった大切な働きが生まれています
こんな風に心身は答えてくれます
深いリラックスの中で、体はそっと安心のスイッチを入れます
・呼吸が緩やかになり
・血流が良くなる
・神経が鎮まる
・心の緊張がほどける
このとき、細胞レベルでも「修復と再生」のプロセスが始まります
体の中の“ちいさな門”も、穏やかに整ったリズムで働き出すのです
施術を受ける方が、「なんだかホッとした」「頭の中が静かになった」と感じられるのは、こうした目に見えない連鎖反応が生まれているからかもしれません
おわりに
私自身も、いつも「整った周波数で在ること」を心がけています
それは、ただ技術をお届けするだけでなく、空間ごと安心や癒しに満ちていて欲しいからです
この静かな共鳴が、どこかで心と体の変化につながっていく
そんな想いを込めて、毎回施術に向き合っています
Lyra


